ちゃんひよ日和

[ 'ω' ]スッ…

青春18切符の旅で、青春をもういちど

人生で1度はやってみたいこと。
そういうものはきっと誰しもあります。
私にとってそのひとつが、青春18切符での旅でした。
今回はそのときの思い出、感動をしたためてみました!パッションを感じてもらえると嬉しいです。


そんなわけで2018年夏、私ははじめて、念願だった青春18切符での日本プチ横断の旅をしました。
とある友人の趣味が18切符旅で、全国あちこち旅する姿が羨ましかったこと、在来線でゆっくり地元まで帰るという贅沢な時間の使い方に憧れたことがあったためです。

そして今年はなんといっても平成最後の夏。
日本各地で夏を満喫してやろうという魂胆で旅を決めたのです。

日程はこう!
1日目に埼玉(上尾)→愛知(名古屋)、2日目に名古屋→兵庫(播州赤穂)→3日目に播州赤穂→岡山という日程。
4日目は岡山で母と合流し船で香川の小豆島へ1泊。5日目は岡山の倉敷に1泊し周辺観光、6日目は倉敷から新幹線で博多まで。
7〜9日目は福岡に滞在。
10日目は博多から兵庫(宝塚)へ行き、念願の本場の宝塚大劇場で観劇。
11日目は宝塚→広島(尾道)。大学の友人とのんびり旅。12日目は鞆の浦観光。最後に新幹線で東京まで。

西日本豪雨の影響で途中新幹線を使わざるを得なかったのが少し残念ではありましたが、観光地はその影響をほとんど感じさせない街並みばかりでした。1日でも早い復興を願うばかり。

 

さてさて話を戻しましょう。
この先では、18切符旅の魅力をつらつらと語っていくとします!

 

①毎日が旅行、という非日常
18切符旅の何が素晴らしいって、毎日異なる地方をゆっくり列車で旅できることです。
例えば近畿スタートの日は、眠っている間にゆっくりと大阪、京都を過ぎて中国地方へ。
県境を越えることがもはや日常。最高に非日常の日々。
敬愛する作家さんのひとり上橋菜穂子さんの旅エッセイ、「明日は、いずこの空の下」というタイトルが個人的に大好きなのですが、今回の旅はまさにそう。
明日はどこの空の下にいるかわからない。そのわからなさが最高に楽しい。毎日あらゆる場所に思いを馳せる旅となりました。


②全ての時間が、一期一会の風景たち
鈍行列車でのんびり行くため、そりゃもう、乗車時間は果てしなく長いです。1日の半分以上は移動時間となります。6時間ずっと電車、などはざら。
そんな時間どう過ごすの?と思われるかもしれないですが、車窓からの景色をのんびり眺めていると案外あっという間なのです。

緑豊かな森、夕焼けに照らされる一面の田圃、広大な河、からの、突然現れる大都市の街並み。
などなど...とにかく目に映る景色全てが新鮮です。
大きな観光地だけでなく、地元の人しか立ち寄らないようなローカルな場所も当たり前に通るので、2度そこに行くかはわかりません。一期一会の景色と思うと、なんてことない田舎の田圃道も海も川も山も、大切に見入ってしまうのです。

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③聞いたことある!という地名にテンションが上がる
18切符旅はすべて在来線での旅。各駅停車なのでありとあらゆる駅名を耳にします。
私は格好良い地名、歴史で聞いたことがある地名など、名前にいちいちわくわくできる単純な人間なので、駅を通るだけで毎回楽しかったです。
例えば関ヶ原、という所を通ったときは最高に心が沸き立ちました。(単純...)
あの関ヶ原の戦いの!?とうつらうつらしていた頭が急にはっきりしたのを思い出します。

ちなみに、ひとり旅期間中は基本的に宿はノープラン。その日に辿り着けるだろう場所を夕方くらいになんとなく予測して、手頃な宿を確保するといったフリーダムな旅でした。
3日目に泊まった播州赤穂などは、なんかかっこいい!と単純に惹かれる地名だったから決めました。あと塩ラーメンが美味しいという情報もあったから(強調)

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④酒と飯がどこも最高に旨い
旅の魅力はやはり、グルメ!!!
浜松の餃子を食べたいから浜松(静岡)で降りる!
など、途中下車が出来るため食欲に忠実な旅ができるのも18切符旅の魅力です。
特に今回の旅では、浜松の餃子、静岡の鰻寿司、名古屋のモーニング、播州赤穂の塩ラーメン、尾道ラーメンが良かったですね。どうして旅先のご飯はこうも美味しいのでしょうか...すぐに思い出してお腹の音が鳴ってしまうので困りものです。

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さて。
他にも魅力的な点は数え切れないのですが、字数がえらいことになってしまいそうだったのでまた次回に。
各地の観光名所の話もいつかしてみたいですね!


青春18切符の旅を終えて思ったのは、最終地点が地元福岡というのはとっても素敵だということ。
九州は本州から離れていて、地元にいた頃は遠出をするのが少し億劫だったのですが、今はその「遠さ」に強い魅力を感じるようになりました。
故郷は遠いからこそ、思いを馳せて時々無性に帰りたくなるもの。
地元に帰ろうと思い立つこと、そして地元を懐かしむ、という感情はとても尊いのだと感じました。


関東地方から東海地方、近畿地方、中国四国地方、そして九州地方へ。長く穏やかな旅でした。
遠くへ行きたいという思いは何となくいつもありました。そして実際行ってみて、それはもう最高の一言。
こんな旅程は学生時代の特権のように思われがちですが、社会人になってからも休みをものすごく頑張ってかき集めればなんとか可能なのです。

「思い立ったそのときが、行くとき!」
というのが、私のお気に入りのモットーのひとつです。
第2の人生の夏休みを諦めるのは、きっとまだはやい。青春は何度でも訪れるもの。
何歳になっても、夢を追いかけ続けよう。

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